「好き」と「得意」

先日、セミナーで友人が話していたことです。

 

「好き」と「得意」は違うよね。

 

彼は学生の頃から大変優秀で、

日本有数の国立大学を修了した、

いわゆる、日本を代表する頭脳の持ち主です。

 

で、私はというと、

学生時代はぜ~んぜん勉強が出来なくって、

 

なぜかしら、音に対する感覚が鋭くて、

音楽の道に進み、ピアノ弾きをしていました。

 

結局、ボクは勉強が好きやったんやね。

一方の私は、彼の言葉を借りるなら、

音楽が好きやったんですね。

 

そこで、互いに疑問を持ったのが、

「好き」と「得意」は、どないちゃうねん・・・なのです。

 

「好き」の反対語は「嫌い」で、

「得意」の反対は「苦手」。

 

いえいえ、そういうことではなくて・・・。

 

先日それを

ウチの塾の「雷神君(T君)」と話していて、

友人が言っていたことと符合したのです。

 

まず「好き」について・・・。

 

① 「得意」のレベルをはるかに超越していること。

② 理屈抜きであること。

 

有名な言葉があります。

ご存じの方も多いのではありませんか?

 

 

世界の名だたる山々を征服している有名な登山家に、

あるインタビューアがインタビューしたときのことです。

 

「あなたは、ときにはとても危険な目に遭います。

命が危ういくらいの場面に何度も遭遇します。

 

登頂する道のりで、自分をここまで痛めつけてでも登ろうとするのは、なぜか。

今この瞬間にでも辞めてしまったら、一気に楽になるじゃないか。

 

そういった様々なことを乗り越えて制覇されているはずですね。

それでもまた、山に登りたくなる理由は何ですか?」

 

 

「山がそこにあるからさ。」

 

 

私なりに、

この、世にもかっこいい言葉の真意を考えました。

 

理屈は要らない。

山や登山の魅力をずらりと並び立てたところで、

伝えられるものじゃないんだよ。

そもそも、そういう質問を発するあなたに答えたところで

私の心は永遠に理解できないだろ?

好きとは、そういうものさ。

 

友人曰く、

 

小学生の頃に勉強が面白くなって、

どんどん自分で進んでいって、

気づいたら、周囲を超越したところに立っていただけ。

 

これは私も同じ。

 

3歳から関わっていないと出来ない世界に、

たいていの場合、小学生のときにピアノ教室に通わされ、

「ナンで自分はピアノなんか習ってるんやろ?」という

疑問を抱き始め、

それと同時に他のことに関心が生まれ、

ダンス・野球・サッカー・バスケットボールなどをしたくて、

ピアノを辞めてしまう、

あるいは、塾に行くから時間がなくて辞めてしまう、

 

その年齢から私は音楽の世界に飛び込んだのです。

 

 

理由は、好きだったから。

ピアノがそこにあったからです。

 

 

でも、世の中って変ですよね。

 

周囲の同年齢の人よりも

圧倒的にピアノが弾けたら、

圧倒的にサッカーが出来たら、

「かっこいい」と言ってあこがれるのに、

 

周囲の人よりも

圧倒的に勉強が出来ても

「かっこいい」とは言わず、

半ばねたみも込めて「ガリ勉」と言う。

 

もっと口の悪い連中は、

「気持ち悪いくらい勉強して、どうすんねん?」と言う。

 

あるいは、あの子はよく出来る子で、

所詮、自分とは頭の出来が違うと言って、

自分の努力の至らなさは棚に上げて、逃げる。

 

 

 

次に「得意」について・・・。

 

「私は数学が得意です。」と言う人に尋ねても

「好きです。」と答えるとは限らない。

 

成績が上位の人に

「勉強がお好きなんですね?」と尋ねても

必ず「はい。」と答えるとは限らない。

 

なぜなら、ある程度の結果を出した人は、

その結果を下げたくないという意志が働きます。

 

必ず働くわけではありませんが、

ほとんどの人は、

下がって行くことへの不安に駆られます。

 

その結果を保ちたい。

その気持ちに駆られて、気づけば、

周囲の人よりも高いところに立っている。

 

 

これが「得意」ということなんじゃないのかな・・・。

 

 

「じゃあ、勉強が嫌いな人は、救いようないじゃん。」

というお声が聞こえてきそうです。

 

 

嫌いなものは好きになれません。

でも、「得意」には、なれる。

「得意」になると、「好き」になるかもしれない。

 

 

たとえば、ワタシ。

スポーツの「ス」の字も知らないし、むしろ嫌いな方です。

 

ですから、

夏まっただ中の、クソ熱いときに(お許しを!)、

ナンでわざわざ甲子園のマウンドで野球をしているのか、

そういう人たちの心は、おそらく永遠に理解できないでしょう。

 

でも、彼らを尊敬しています。

だって、自分には到底できっこないことを、

彼らはちゃんとやってのけているから。

 

でも、そこまでしてでも野球が好きな人々の心が、

やっぱり、どうしても、逆立ちしたって

感覚的に理解できないのです。

 

ですから、その人たちにとっては、

私のように、音楽が大好き、

ピアノとは一心同体とまで言えるほど好きだと

私がどれほど訴えても、

「へぇ、そうなんや。自分には理解でけへんけどなぁ」で、終わり。

 

同じように、やっぱり、どうしても、

逆立ちしたって

感覚的に理解できないのです。

 

 

「好き」とはそういうものです。

 

 

でも、たとえ嫌いでも、

大人になるためには、勉強をしなければいけません。

 

それをある程度にするか、

得意にするかは、あなたの自由です。

 

私たち塾人の仕事は、

勉強が好きなあなたを、もっともっと好きにさせること。

 

そして、同時に、

 

勉強が嫌いなあなたを、得意にすることです。

 

 

ちらっと予告(宣伝)をさせてください。

 

スーパーキッズ・プロジェクト。

3月中旬より始動します。

 

好きな人はさらに好きになれます。

嫌いな人でも「得意」になれます。

 

きらいなものでも、「得意」になったら、

あなたの勝ちです。

 

 

 

お心に留まられた親御様は、

どうぞお気軽にお電話をください。

 

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平川塾まで  文責;平川 達三(塾長)