結果が出ました

Youtubeにアップしている

平川塾オリジナルの

教科書(New Crown)英語動画教材を使い、

ずっと英語の勉強をしていた生徒の結果が出ました。

 

例の「フォニックス修行」をしていた中学2年生のS君です。

 

他塾からのいわゆる転塾生。

 

その塾さんでは、

かなり有名らしい英語教育ソフト

(webトレーニング教材)を使って

1年間英語の学習をしていたらしいのですが、

 

私の塾にやって来たとき、

単語の発音がほとんど分からない状態でした。

 

発音が分からない状態で

英単語を覚えるというのはどういうことか、

ご理解いただけるでしょうか?

 

 

あなたが大好きな洋楽のアーティストがいるとします。

例えば、ビートルズにしましょう(ちょっと古い?)。

 

あなたならどうやって覚えますか?

 

① まずCDで聞く。

② すてきなメロディーと一緒に英語の歌詞が

耳に入ってきます。

③ お気に入りなので何度も聞きます。

④ そのうちに、細かい意味は分からないけれど、

何となく歌詞を覚えて歌い始めます。

⑤ それから歌詞を見て、日本語訳を見ます。

そのとき初めて、

「へぇ~、こんな意味やったんやね~」と分かります。

 

大抵の場合、こういった順だと思うのですね。

 

まさか、次のような順で、

お気に入りの曲を聴くことはまずないと思うのですが・・・。

 

① まずCDの歌詞を見ます。

② 英語なので発音も分からないし、意味も分からない。

③ CDを聞いていないので、メロディーも分かりません。

④ さぁ、まずは歌詞から覚えよう!

CD全曲の歌詞をひたすら覚えます。

⑤ ①~④までできたから、CDを聞いてみましょう。

 

 

実はS君は、英語をこの「まさか」の方法で、

その塾さんで1年間、ずっとずっとしていたのです。

 

全くの無音の世界で、

ひたすら英語の単語を覚えていた。

 

信じられますか?

 

それを聞いたとき、

この子はとんでもない精神力の持ち主だと思いました。

それと同時に、何とストイックな子だとも思い、

むしろ彼の努力を讃えてあげたくも思いました。

 

結果はいつも30点から40点の間を推移していたそうですが、

むしろこの状態であっても

40点近くをキープしていたこと自体が驚異的で、

 

普通なら英語に対して、もしかしたら、

勉強自体に愛想を尽かせていたって

何ら不思議ではありません。

 

この子には、英語の音が必要だ!

 

その想いで、音読をしましたが、

その場では分かるものの、

家に帰ると分からなくなりました。

 

市販の教科書ガイドのCDをあてがおうとも思いましたが、

ちょっと待てよ・・・

 

① 教科書を開く。

② CDを聞く。

③ 発音を覚える。

④ 英文を音読する。

 

この一連の動作を、

家庭で、いきなり出来るのかな?

 

そもそも、CDの発音の速さに、

単語はともかくも、

英文に関してはついて行けないのでは?

 

それならば、ビジュアル化(可視化)してみたらどうか

という発想が生まれました。

 

昨日は、「三百六十五日みそしる」 という記事の中で、

「気づけない者は、ただ無言で立ち去れ」という、

めちゃくちゃシビアな一言を書いたので、

 

読まれた方の中には、

「なんちゅう(なんという)キツい塾やねん!」と

反論・反感の意もこめて感じられたのではないかと思うのですが、

 

この一言はプロとしての心構え、

つまり、私にも向けられている言葉なのです。

 

このS君に対して妙案を導き出せない(気づけない)のであれば、

私が無言で立ち去るしかない・・・。

 

 

「スマホ持ってるの?」

「持ってます。」

 

とはいうものの、スマホの画面って小さいなぁ・・・。

 

ワタシ、老眼ですので、

スマホの字が分からんのです。

 

目を細めようが、太陽光に向けて凝視してみようが、

分からんものは分からんわけで・・・。

 

ぼやけて、字が読めませんがな。

 

「ナンボ若いと言うたって、アンタも見にくないか?」

「ちょっと・・・」

彼らしい、ひかえめな答です。

 

「じゃあ、タブレット(ipad)を試験が終わるまで

お貸ししましょうか?」

 

「え? でも・・・。」

「あなたなら、無茶苦茶な使い方はしないでしょ?」

「まぁ・・・」

 

ということで、ずっと貸し出していました。

 

そして昨日、結果を尋ねると、

「74点になりました。」

 

こっちが尋ねるまで答えない子なので、

もうちょっと自己主張してもイイのにな・・・。

 

「それって、自己最高記録じゃないの?」

「はい。そうです。」(ちょいと照れながら・・・)

 

 

友達が不思議がっていたそうです。

どうやって2倍近い点数を一気に取れるようになったのかを。

 

ウチの塾を宣伝しておいてね。

(あ、「大人の事情」を押しつけるのは、不純ですね? 笑)