「おもしろい」? 「楽しい」?

「○△塾、おもしろいって

友達が言うてんねん。」

 

こういう言葉が

私の塾の生徒から

出ることがあります。

 

もっとも、それは、

私が、「ねえねえ、○△塾さんって知ってる?」と

生徒に振ったからなのですが・・・。

 

もっとも、○△塾さんの様子を探っているのではなくて、

あることを生徒に伝えたいから、

そのためのお話のきっかけ作りという目的です。

 

① 子どもたちが言うところの

  「おもしろい」とか「楽しい」の真意はどこにあるのか?

 

② それは大人が言うところと、どこがどのように違うのか?

 

つまり、「おもしろい」とか「楽しい」とはいっても、

子どもと大人とでは、ずいぶんとギャップがあるのです。

 

それも塾、いわゆる、

大抵の子どもたちにとっては、

できることなら行きたくはないし、

ましてや、これも大抵の子どもたちなら、

したくない勉強をする場所でしょうから、

 

そのような所に対して

「おもしろい」とか「楽しい」とは、

一体、何に対して、そのように感じているのかを

正確に捉えておく必要があるからです。

 

少なくとも、指導者の立場である私や

あるいは、親御様にとっても、なのです。

 

ざっと思い当たるところを書くと・・・

① ○△塾の先生は、

   授業中によく冗談を言ってみんなを笑わせてくれる。

② ○△塾の先生は、授業中に(勉強とは関係のない)

   雑談をよくしてくれる。

③ ○△塾には友達が何人か行っていて、

   その子たちと一緒にいるのがいいから。

④ ○△塾の先生の説明が上手で、分かりやすいから。

 

子どもたちは大人とくらべて、

語彙数も少なく、表現力もおぼつかないわけで、

①から④のことを

一言で「おもしろい」とか「楽しい」と表現しているのを、

それを聞く側の大人が、

これもまたどのようにとらえているかで、

○△塾の評価が大きく変わってくるのです。

 

同じ塾人としての立場から申し上げると、

ただし、批判的ではなくて

あくまでもニュートラル(中庸・公平)な視点で考えても

①から③は怪しいと見ていいと思います。

 

だって①や②は「今でしょ!」の先生と同じで

生徒へのパフォーマンスが上手なだけで、

肝心の勉強や学習とはあまり関係がありません。

 

中でも②なんて、(勉強や学習と)全く関係ありませんものね。

たまには私もしますけれど・・・。^^;

 

もっとも「今でしょ!」の先生は

テレビで人気者になってはいても、

土台となるところは決して浮き足立っていない、

指導者として決してブレていない素敵な先生ですが・・・。

 

③も怪しいものです。

そもそも勉強や学習は、自分と向き合い、自分に問いかける

理屈っぽく言えば、自分を磨くための修行です。

 

それは、たとえば、「しゅうがく旅行」が

「修学旅行」であって、

「終学旅行」とは表現しないことからでも

お分かりいただけると思います。

 

ですから、友達と一緒に塾へ行くというのは、

周囲に、それもすぐそばに

同学年・同年齢の知り合いがいるという

ちょっとした安心感に護られているという範囲、

 

つまり、いつも遊んでいる仲間が一緒という

単なる安心感にくるまれているという環境を、

学校外の学習の場に移動させているだけという場合が

結構な確率で存在します。

 

これって、単なる傷のなめ合いになる危険性が大きい。

 

ただし、信頼できる仲間と一緒に同じ塾で学習してはいても、

本音の所ではかなりシビアで、

互いにライバル心をもって

切磋琢磨しているのであれば、

それは大歓迎して差し上げてください。

 

なぜなら、その仲間は「なれ合いの仲間」ではなくて、

本質的な友達だからです。

 

④も結構怪しい・・・と申し上げると、

親御様は「え?」と思われるはずです。

 

勉強や学習で分からないところが

分かるようになったからといって

それが結果として表れてくるかどうかは、

別物だということです。

 

ざっくばらんに申し上げますが、

親御様には、もう一段だけアップしたステージから

お子様のご様子を見ていただきたいのです。

 

これは、最近、「おもしろい」や「楽しい」について

子どもたちとお話をした際に

私が彼らに伝えたことなのですが、

 

① 塾の先生は、説明が上手なのは当たり前です。

② 塾の先生は免許がいらないから、

誰でもなることができます。

でも、学校の先生を超えたレベルのステージで

子どもたちの指導ができるように

毎日研究をしつづけられる人でないといけないと思います。

 

たとえば、生徒を「あっ!」と言わせるような

計算技術(スキル)を隠し持っていて、

いざというときに、

さりげなく子どもたちに示すことが出来るとか、

 

うわべの社会的情報で右往左往されることなく、

本質を見抜き、

それを子どもたちに私情を交えずに

穏やかに伝えられる人格を備えているかとか・・・。

 

③ ①・②は最低条件です。

その上で、子どもたちに対して

教えた内容を深めていくための方法を知っていて、

その方法を子どもたちに、

飽きさせずにどんどん実践させ続けるための

モチベーション作りに対して真剣に向き合っているか。

 

どうか、勘違いしないでください。

どうぞ、勘違いさせないでください。

 

塾での「おもしろい」や「楽しい」は、

パフォーマンスでのそれではなく、

 

ライバル心の生まれない単なるなれ合いの仲良し同士で

安心という環境を学校から異なる場所に

平行移動させることで彼らが抱くそれでもなく、

 

分からないところが分かるだけという

カンフル剤的なことで得られる安心感から

抱かせられる幻想的なそれでもありません。

 

分からないところが分かるのは、

塾なのですから、当たり前です。

 

分からないところが分かってゆくという、

動的な自分の変化に対して

「おもしろい」とか「楽しい」と感じられるかどうか、

まるで、オセロの駒が

どんどんと黒から白に裏返されてゆくような劇的な変化は、

それこそゾクゾクさせられるような変化です。

 

そのような高次元での自分の変化を連続的に

ずっと感じることが

「分かる」という、「分かってゆく」という喜びに変化してゆけば、

 

① 先生のパフォーマンスなんて要らなくなります。

② 先生の、ただ笑わせるだけの雑談も要らなくなります。

③ なれ合いの仲間も、通塾には必要なくなります。

 

いわゆるこれが、

勉強や学習に対しての「おもしろい」であり、

「楽しい」であるのです。

 

今、お子様を通わせていらっしゃる塾は、

この次元でお子様に「おもしろい」とか

「楽しい」と言わせることが出来ているでしょうか?

 

そしてこのことは全て、

私の塾に対する鑑(かがみ)でもあるわけです。

 

 

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平川塾まで  文責;平川 達三(塾長)