ノートはそのままあなたの顔になる

中学1年生の生徒について、
数学のノートを見比べてみると・・・

結果を出せた子と、

そうではなかった子では、
ずいぶんと異なっています。


➀ 式の書き方が小学生の感覚から抜け出せているか?

➁ 字が落ち着いているか?

 

➀の場合、たとえば、数式を横へ横へと書いている子は
小学生の感覚から抜け出せていません。ただし➀は指導すればすぐにあらためることが出来ます。

 

問題は➁の方です。


今日のM君との会話。

「M君はバスケットボールをしているよね。
上手な子とそうでない子は、何が違うと思う?」

「う~ん・・・」

ちょっと難しかったかな?


「ピアノでもそうなんだけれど、上手な人の演奏って
 (速さを)ゆっくり弾いているように聞こえるんやけどね、
 実際にその速さで弾いてみたら、めちゃくちゃ速いんよね。
 めちゃくちゃ速いのに、
 なんでゆっくり弾いているように聞こえるんやろね?」

 

あ、ちょっとこれは分からんかな~・・・。(;^_^A

 

「バスケに例えると、上手な人って
 ゆっくり動いているように見えるときがあるけれど、
 実際にその人の横で同じ動きしようとたとき、
 実は、めちゃくちゃ速かった・・・なんていう経験はないですか?」

 

すると、こちらの言わんとすることが分かったようで、

 

「あ、そんな経験あるよ」。


下手な人ほどせわしなく動いていて、
しかもその動きがとても不安定で心細い。

 

バタバタと慌てているだけで、何がやりたいのか、
見ている側からしたら、全く分からない。

 

ところが上手な人は、決してバタバタしないで、
動きはスマートでしなやかで、
しかもそういう動きをする理由が
見ている側にも分かったりします。


結果を出せた子の字を見てごらん。
速いけれど落ち着いている。

字がバタバタとしていない。


M君。今回の中間考査の数学は60点台でした。

 

答案を点検すると、
「ー」の抜け落ち箇所だけでも5か所あり、
問題文の指示通りにしていれば正解だったところが7か所もありました。

落ち着いてすれば12か所の正解を見込めたのに・・・!


「賢く見えるノートの書き方、字の書き方があるんやで。」

 

そう言って、ノートの書き方と字の書き方を指導すると、
なかなか落ち着いた字を書けるのです。

 

俗に言う「字の筋」は、決して悪くありません。

 

「M君、なかなかイイ字を書けるんやね~。」
「そお~?」

自覚がないようなので、
「試験前に書いていた字と比べてごらんよ。」

 

ノートを繰(く)って見比べているM君。


「あ、ホンマや。全然違う。」
「ね? ナンかバタバタと騒々しい字を書いているでしょ?」


一見すると賑やかな子なのに、意外にも落ち着いた字を書く子は、
頭の中が静かです。

 

逆に、一見すると物静かで落ち着いているように見えるのに、
乱れた字を書く子は、頭の中が騒々しい。


落ち着いたら、なかなかイイ字を書くM君。

この字を書き続けてゆけば、M君の成績は確実に伸びてゆくでしょう。

そういう予感をさせる字ですから。

 

字はその人の心の反映です。
その反映で書いたノートは、そのままあなたの顔になります。